電気炉プラントの冷却水が流れない
こんにちは、「冷却塔トラブル改善プロ」の杉山です。
お客さんの工場内で電気炉プラントの冷却水配管のスケール洗浄工事を行ってました。
電気炉プラントを冷却するため重要な水を循環させる配管がスケール(成分は、カルシウム・マグネシウム・シリカ)で詰まり困られてました。
「何十本もある冷却水配管がスケールで詰まって、冷却水が流れないんです」
プラントの心臓部にあたる、電気炉の電極を冷却するために冷却水はまさに命です。
冷却水が流れなければプラント設備が故障し生産できなくなります。
電気炉では冷却水を循環して使用する為、水が濃縮しスケールが発生します。
そこで、弊社がお付き合いしているスケール洗浄液のメーカーさんに洗浄工事をお願いしました。
かなり配管内にスケールが析出し流れが悪い状態でしたが、 洗浄後は勢いよく冷却水が流れるようになりました。
工場のプラント設備で使用する冷却水は、正しく管理すればトラブルを回避でき、設備の延命と安定稼働が可能になります。
しかし冷却水を管理するのは、専門知識や水の分析が必要です。
化学洗浄液でスケールを落とすよりも、普段からスケールが付かなくする予防の水質管理が重要になります。
冷却水が流れないなどのトラブルでお困りでしたら、お気軽にお問合せ下さい。
YouTubeでも、冷却水配管でスケールが付着しやすい箇所について、解説しています。