水のにおいが変な冷却水
こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。
とあるお客様で、工場全体の水質改善に取り組んでいるのですが。
“なんだか、変なにおいが・・・”
工場の中は、普通に色んなガスの臭いが漂っています。
冷却水の水質を測定していると、鼻を突く臭いが。
「くっ、くっさ!」(=゚ω゚)ノ
冷却水に何やら変なガスが溶け込んでいるようでした。
「これは、普通の冷却水じゃなかぞ!」
水ってなんでも取り込む不思議な力があります。
冷却水でよく溶け込んでいるのは、燃焼ガスのNOxです。
焼成炉やボイラーの煙突の近くに設置された冷却塔は、排ガスを吸込み水が酸性化します。
酸性化した水は鉄を腐食させます。冷却水が赤く濁っている時は、要注意です。
今回の水は、工場内でアルカリ系のガスを吸い込んでいました。
お客さんは、普通に使用している冷却水が、強アルカリ水だったのに驚きのようす。
こうした場合は、冷却水だけでの改善は難しいので、設備の改善をご提案しました。
「昔から、トラブルが多かったんだよね」
水質が改善すれば、設備トラブルは激減しますのでご安心を(^-^)