株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
冷却塔トラブル改善プロ

粉体ブリッジをサークルフィーダ®で解消しました

こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。

「ホッパーで粉体がブリッジを起こし排出できないので困っている」とのご相談があり、すぐにお客さんを訪問しプラント設備を見に行ってきました。

粉を貯めたホッパーのコーン部で粉体が詰まり、ブリッジ現象が発生していました。

ロータリーバルブからは粉が出てこず、排出不能の状態です。

ホッパーをハンマーで、ガンガン叩いても、その時だけ粉がでて、また詰まるの繰り返し。ホッパーも叩きまくって、へこんでしまい、その影響で余計に粉が引っ掛かり出てこなくなってます。

そんな状態では、プラントが安定操業できません。

粉体を手で触ると指の指紋に入り込むくらい粒度が小さく、手のひらでギュッと握りしめると圧密され粉がしまります。

感触としては片栗粉みたいで粉体のハンドリングとしてはかなり扱いにくい粉質でした。

「この粉質じゃホッパーを絞ったら、粉はでらんでしょうね」

流動性が悪い粉体は、タンクやホッパーを絞るとブリッジラットホールを起こし粉体トラブルが発生します。

さらに、トラブルを解消しようと、ハンマーやバイブレータで衝撃や振動を与えると、粉が圧密されより余計に出なくなります。

ロータリーバルブを使用する場合は、粉体の流動性が良くサラッとした感じゃないと定量排出できません。

そこで、粉体定量供給機 ヨシカワ製のサークルフィーダをご提案させて頂きました。

サークルフィーダは、投入口が広いため、タンクやホッパーを絞らずに済みます。

粉体は、条件によって性状が変わりますので、事前にテスト機を使って排出テストを行い能力の確認を行いました。

サークルフィーダ

導入後は、ホッパーを絞らないのでコーン部での粉体ブリッジは解消しました。

排出能力の定量性も良く生産効率の向上に繋がりました。

「まったく排出できなかった粉体が、スムーズに排出できる様になるなんて驚きました」

とのお声をお客様より頂きました。

粉体は性状が様々ですので、納入後にうまく排出できない何て事もあります。粉の特徴を知るためにも事前のテストを必ずお勧めしております。

サークルフィーダの特徴

サークルフィーダの特徴は、粉がホッパーから出にくければ出にくいほど、よく排出します。逆に、不得意な粉体は、流動性(フラッシュ性)がある粉体です。手でつかむと、水のように流れでる粉体に、サークルフィーダは不向きです。

とにかくよく詰まる、粉体でお困りでしたら、お問合せください。自信をもってサークルフィーダをおススメします。

ヨシカワ製サークルフィーダを、どうぞよろしくお願いします。