マグネットポンプの部品を大至急
取引先のメーカーさんより新規のお客さんを紹介頂きました。
ホームページを通じ直接問い合わせがあっても、メーカーさんは手が回らないので販売は苦手です。
メーカーさん『杉山さん、代わりに取り引きお願い出来んですか?』
ありがたいお話なので詳しい仕様を確認する為、速攻でお客さんに連絡をしました。
ご紹介頂いたお客さんの依頼は、塩酸送液用の耐蝕性マグネットポンプの見積り依頼でした。
内容は、ポンプが割れてしまったので新品の見積りが欲しいとの事。
型式と製造番号を聞いても年数が経っており判らないと言われ。
何時間も掛かるところでは無かったので、すぐに見に行く事にしました。
早速、伺うと樹脂製ポンプの吸込側フランジが割れており使えない状態です。
型式なんてわかる状態じゃない。
写真)エレポン化工機製 シールレスポンプのケーシングフランジ部分が割れています。
お客さんは、とにかく急がれていました。
新品を購入したいと言われましたが、ポンプ一式だと組み立てが必要なので逆に納期が掛かります。
念のためにポンプのカタログと部品表を持参していたので
私『部品だけなら、すぐ出荷できますよ。そしてポンプの部品だけなら安かですよ』
お客さん『そうなんですか?部品だけ取れるんなら、ぜひお願いします』
その場でメーカーさんに連絡し、部品の在庫確認を行いすぐに注文しました。
写真)エレポン化工機製 新品のシールレスポンプケーシング
部品を交換する際には、Oリングなんかも劣化しているので、ついでに交換をお勧めしました。
写真)Oリングは耐酸バイトン製
翌々日には部品が届き、あとはお客さんが組立されました。
マグネットポンプ(シールレスポンプ)は、カップリングが無いので芯出し作業が不要です。
なので部品の交換は他のポンプよりも簡単に行えます。素人の私でもOK
ただし注意点は、耐蝕用のポンプは危険な薬品で使用されている事が多いので素手の取り扱いは危険です。
昔、ポンプの配管を外した際に配管内に液が残っており、苛性ソーダを作業服の上からかぶりえらい目にあいました。幸い液の濃度が低かったので事なきをえましたが、素人は注意せんと危なかです。
それと、マグネットポンプは部品にセラミックスが使用されてます。
セラミックスは割れやすく組み立てる際にハンマー等で叩くと、素人は間違いなく割ってしまいます。
マグネットポンプでお困りでしたら、大牟田・荒尾地域の方、素人までお気軽にご連絡下さい。