冷却塔(クーリングタワー)の安全対策
こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。
『クーリングタワー(冷却塔)の安全対策を行いたいんですけど』とのご相談を頂きました。
クーリングタワーの上部には、内部に水を降らせるための上部散水槽があり定期的な清掃が必要です。
上部散水槽のすぐそばには、大きな冷却ファンが高速で回転しており、人が巻き込まれる重症災害事故の危険性があります。
クーリングタワーの詳しいメンテナンスについては三菱樹脂HPへ→こちら
点検を行う際には、冷却ファンを停止するのが基本ですが、プラントで使用されているクーリングタワーは24時間連続で設備を冷却している為、なかなか運転を停止する事ができません。
巻き込まれ対策として通常は100mm角の金網を設置してあります。
その金網を『もっと網目を小さく出来ないですか?』と、相談を受けたのですが網目を小さくすると目詰まりを起こし、風の通りが悪くなると冷却能力が低下する可能性があります。
そこで、人が冷却ファンに近づけない様に、FRP製排気ダクトの設置をお勧めしました。
金網の設置に比べコストは高くつきますが、クーリングタワーの能力を下げずに安全対策が行えます。
クーリングタワーの安全対策でお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください。