ルーツブロワのトップランナーモータ交換でのトラブル
こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。
モータの規格がIE1からIE3へと変わり、ルーツブロワで問題が起こっています。
トップランナーモータに関する詳しい記事は、こちら
ルーツブロワのモータを老朽化で、更新する場合のトラブル例です。
メーカー営業の方が、
「社長、大牟田の方まで今日行くんで、寄ってもいいっすか?」
急に来ると言うので何事かと思ったら(´・ω・`)
納入したばかりのルーツブロワのクレームで、近くまで来る事になったので立ち寄ってくれました。
聞けば、IE3のトップランナーモータに変わった事によるトラブルでした。
商社さんを通じて既設の更新で納入したら、モータの電流値が高いと言ってクレームになったみたいです。
IE3のモータは、これまでのIE1モータと比べ20〜30回転高くなります。
ルーツブロワの場合、本体をそのままでモータを変更すると風量(仕事量)が増加し、電流値が上がります。
クレームの原因は、IE3モータの回転数がUPし、既設と比べ風量が増えていました。
私「そんな事、始めから分かっとろうもん?!何で先に説明せんやったつね」
メーカーさん「売る前、商社さんには散々言ってたんですよ。だけど本体は同じものじゃないとダメだと言われて・・・」
なのに、納めたらモータが不良品だと言われたそうです ┐(-。ー;)┌
モータ容量に余裕があれば多少回転数がUPしても影響はないのですが、定格電流値ギリギリで使用されている場合、IE3モータに交換すると定格を超える事があります。ルーツブロワの場合、プーリーやインバータで回転を下げ電流値を下げてやる必要があります。
IE3トップランナーモータの制度が始まり、更新の際のトラブルやクレームが増えています。
ルーツブロワの選定には、注意が必要です。