冷却塔(クーリングタワー)の水質を良くするコツ
こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。
冷却塔の水質やトラブルは、ちょっとしたアイデアでとてもよくなります。そんな例です。
冷却塔のスライムや藻の繁殖がひどいため、定期的に清掃業者へ依頼し高圧洗浄を行われているお客様からお問合わせがありました。
ご訪問し、まずは水質分析を行いました。
分析結果を見ると、水が数百倍に濃縮した状態で、これでは、スケールやスライム障害、レジオネラ菌の繁殖が起こります。
冷却水処理剤の提案とあわせ、いくつかの対策を行いました。
冷却塔のまわりに樹が生い茂っていたので、落ち葉の混入対策として防護ネットを設置しました。
真ん中の細いホースは、充填材をつたう水を外部へ排水するために設けています。
少しづつ、水を排水し入れ替えを行い最適な状態を保ちます。
水質を保つには、このブロー調整がとても重要なんですよ。
※ブロー量は、水質や運転状況によって排水量を調整する必要があります。
ちょっとした事ですが、これだけで冷却水の薬剤は効果をバツグンに発揮します。
これが、水処理屋のウデの見せ所です。
お客様からも「以前と比べ、水がとてもきれいになりました」とのお声を頂きました。
YouTubeでも、冷却塔のトラブルでよくある、充填材と上部散水槽の詰まりで冷却水が冷えなくなる、落ち葉対策によるトラブルを改善方法を解説しています。