高度成長期から使い続けた設備
こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。
最近、古くなった機械部品の見積り依頼がとても増えています。
この業界では、高度成長期に作られたプラント設備が、今でも現役で稼働しています。
昔の機械は、とても頑丈に作られているのですが、
さすがに、40~50年が限界のようです。
先日も、大型の減速機付モータから異音がするので、見て欲しいとの依頼を受けました。
設備も古く、図面も残っていません。
こんな時は、銘板だけが頼りです。
何とか型番が判らないかと、銘板を必死に爪でこすり、
「お願い、何とか見えてくれ~」
微かな刻印のあとを、虫眼鏡で拡大して調べました。
古い減速機などは、廃番となっている事もよくあり、
現行機種に置き換えて、うまく取り付くようにしなければなりません。
最近では、モータの規格がIE1からIE3に変わりましたので、
電流値が高くなる傾向にあり、置き換えがスムーズにいかない事があります。
これから、もっともっと設備の老朽化が進むのでしょうね。
トップランナーモーター(IE3)交換時の問題点については、こちら