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冷却塔トラブル改善プロ

丸形クーリングタワーの故障の見分け方

こんにちは、「冷却塔トラブル改善プロ」の杉山です。

丸形開放式クーリングタワーの、不具合についてご紹介します。

丸形クーリングタワー(冷却塔)の冷却方法は、上からスプリンクラーで水を散水して、下から風を吹上て水を冷却します。クーリングタワーの中で、水と風が上下で交差する構造ため、クロスフロー形冷却塔と呼ばれています。正常な丸形クーリングタワーは、充填材の上でスプリンクラーがゆっくりと回転し、水をシャワー状に降らせています。

丸形クーリングタワースプリンクラー

スプリンクラーの回転動作については、Youtubeにて。

Youtubeで丸形冷却塔のスプリンクラー装置について、解説しています。

スプリンクラーの故障

水を散水するスプリンクラー(散水装置)が故障していると、水が滝のように流れていることがあります。回転しなくなる原因は、スプリンクラーに藻やスケールが詰まっているのか、中心のロータリー部が摩耗によって回らなくなったかです。

下の写真のように、全体的に水が降り注いでいるのが正常な丸形クーリングタワーです。

内部をのぞいてみて、何だか水の流れがおかしいなと思われたら、まずは、スプリンクラーが正常に回転しているか点検してください。丸形クーリングタワーの水が冷えない原因は、スプリンクラーが故障している場合がほとんどです。その場合は、修理をご検討ください。