冷却水処理薬品を使っているけど効果がない理由

こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。

 

冷却水のトラブルについてご相談をいただきました。

 

「冷却塔(クーリングタワー)に薬品を入れているけど、効果を感じない・・・」

 

スケールが付着し、藻が繁殖するとのことでした。

 

先に、答えを言うと、そんなことはありません!!!

 

使い方によって、冷却水処理剤は100%効果があります。

 

冷却水処理薬品の効果とは

冷却水処理薬品は、水に含まれるカルシウム・マグネシウム・シリカ(以下、ミネラル成分)などのスケール成分が、冷却塔(クーリングタワー)の充てん材や熱交換器、配管などに付着や析出することを防止します。

 

さらに、藻の繁殖をおさえる殺菌剤や、鉄や銅を保護する防食剤が入っています。

 

では、なぜクーリングタワーに入れているのに効果がないのか?と言いますと

 

原因は、水の管理にあります。

 

水は、目には見えませんが土から溶け出したミネラル成分を多く含んでいます。

 

クーリングタワーは、水を大量に蒸発させながら冷やしているため、水の中で濃縮という現象が起こります。

 

濃縮について、ブログ記事はこちらをご覧ください。

 

水は濃縮することでミネラル成分の濃度が高くなり、最終的には飽和状態になるとスケールの析出が起こります。

 

スケールを析出させないためには、ある一定の濃度に達したら、水の入れ替えを行い濃度を下げる必要があります。

 

薬品の効果がないと言われる場合、水質分析を行うと、ほとんどが水の入れ替えをされておらず過剰濃縮の水になっています。

 

薬品を入れても、ミネラル成分の濃度が高いと、お手上げで効かなくなるんです。

 

しかし、ここで注意が!

 

入れ替え時には、水に含まれた薬品も一緒に排水しますので、薄くなると効果が下がってしまします。

 

水の状態を一定に保ちながら、薬剤濃度の維持するには、水の水質分析や薬剤濃度の測定などが必要になります。管理をせずに、薬品を入れているだけでは、コストのムダになります。薬品の効果を100%引き出すには、しっかりとした水の管理が必要です。

 

「薬品の効果を感じない」と思われる方は、薬品の購入先へご相談されて見てください。一般的には、水質管理まで行って頂けますよ。

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