冷却塔(クーリングタワー)清掃後のトラブルとは
こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。
「冷却塔(クーリングタワー)を清掃すると必ず冷却水ラインが詰まるのですが、なにか対策はありますか?」
冷却塔を自社で清掃したり、清掃業者へ依頼した場合など、運転立ち上げ後にトラブルが発生することがあります。
冷却塔清掃は一般的に高圧洗浄機を使い、内部に溜まった泥や繁殖したスライム、藻などの清掃や、充填材やエリミネータに付着したスケールの除去などを行います。
清掃の際には、大量の汚泥やスケール屑が出てきます。土のう袋などで回収し、きれいに取り除いて清掃は終わりです。
冷却塔清掃後のトラブルとは
運転立ち上げ後に、充填材の破片や付着したスケールが流れ落ちてきてストレーナに詰まり、冷却水が循環できなくなります。冷却塔(クーリングタワー)の循環ポンプ吸込み口に取り付いたストレーナが詰まると、冷却塔から水が溢れてきます。
冷却塔の清掃後は、試運転で5分ほど冷却水を循環し運転を止めて水を抜き、再度、下部水槽とストレーナに付いたスケール屑や充填材の破片を清掃してください。
これを清掃後に行わないと、冷却水の流量が低下しトラブルとなります。
Youtubeでも、冷却塔の高圧洗浄後のトラブルについて、解説しています。
こちらは、冷却塔(クーリングタワー)清掃方法を詳しく解説しています。