チラー装置の銅スケールによる障害
チラー装置の銅スケールによる障害
チラー装置のトラブルとして、酸化銅スケールがあります。
チラー装置は、密閉された循環ラインを冷水が流れています。密閉されているため、冷却塔(クーリングタワー)と違い、濃縮は起きないのでカルシウムやシリカなどのスケール障害は起きません。
その代わりに起きるのが、腐食障害です。
金属は、水と酸素があると腐食が起こります。チラーの循環水は、金属の配管や熱交換器などを通りますので、腐食は避けられません。
チラーの冷水は、その他にも、スライム障害が起きる場合もあります。空気中の雑菌が水に入り繁殖します。
この様なトラブルを防ぐには、防食剤やスライムコントロール剤の添加に合わせて、水質管理が必要です。
チラー系統のスケールについて、YouTubeで詳しく解説しています。