株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
冷却塔トラブル改善プロ

まさか機械に手を挟まれるなんて思ってなかった。

昨日、近くまで来たのでと油圧シリンダのメーカーさんがお見えになりました。

すると、親指の先をケガされていて「どうしたんですか?」と話をうかがうと。

シリンダのパッキンを交換工事中に、プレス機が下降してきて親指を挟まれたとの事でした。

挟まれる恐れがある部分に、六角レンチを落とし無意識に拾おうとした瞬間「あっ」と気が付いたらプレス機が下降して来て…

長年、同じ作業をし慣れていても事故は起こります。

20年ほど前にも、別の作業者が、直径φ450もある大型の油圧シリンダを整備中に、油圧ホースを外した瞬間シリンダの圧力が抜けて一気にロッドが下降し、手を挟まれるという事故があったそうです。

そうなる事は、頭では十分予想でき危険だと分かっていたはずです。

親指を挟まれた方は、自分が事故でケガするなんて思ってもいなかったと言われました。

ケガをしたのが、指先だったからまだ良かったものの、身体ごと挟まれていたらどうなっていたでしょう?

不注意で済ませる事ができる問題ではなくなります。

シリンダが下降して来る可能性があるのであれば、気を付けて作業を行うだけでは無く、危険を予知し落下防止の安全対策を行う必要があります。

私は点検口の安全対策用の金網を販売しているという事から、点検口に関する事故についても耳にする事があります。
点検口の内側はコンベヤや機械の駆動部である事が多く、事故の被害が大きいと言う事が特徴です。

指を挟んだと思ったら、一瞬で腕まで巻込まれ、最悪は身体まで機械に飲み込まれてしまいます。
それだけ機械の力とはすさまじいものです。

事故は、自分が傷つくだけではなく、嫁さんや子供、周りの家族や友人までをも悲しませる事になります。
でも自分だけは、この位は大丈夫、ちょっとだから機械を停止しなくても大丈夫、そう思うのが人間です。

ですから、日頃の安全教育や物理的な対策を行う事がとても重要です。
どうか、事故が起こった後ではなく、事故が起こる前に安全対策をしていただきたいと切に願います。
私達は、その様な思いから「点検口の安全金網 Kガード」の普及に励んでおります。

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