送風機、ポンプ、回転機器等の異常を検知し、設備トラブルを回避
異常検知機「とらぶるレーサⅡ」のご紹介
異常検知機「とらぶるレーサ」は、送風機、ポンプ、回転機器等のプラント設備において重要な機器を、24時間監視する事ができるローコストな簡易モニタリングシステムです。
お客様のお困り事
送風機、ポンプ、回転機器等がプラント設備の心臓部とも言える箇所に使用されており、故障し停止すれば生産工程に大きな支障をきたす重要機器を「工場の見える化」により集中監視を行いたい。
送風機のメンテナンスで一般的に困られている事
- 送風機が故障して生産工程に大きな支障をきたした。
- 運転中の送風機の点検をしていて、ベルトやプーリに巻き込まれる危険を感じた。
- 送風機が屋上や奥まったところに設置されていて点検がしにくい。
- 最近、ベテランの保全担当者が定年退職をして要領がわからない。
- 従来の測定機は都度細かな設定が必要なので現場では使いにくい。
- 集中監視をしたいがコストが高いのであきらめている。
定期的に機器を見回って、振動計、温度計、それに五感を使い診断する「定期診断」が予防保全として日常的に時間を掛けて行われてきました。
セールスエンジからお客様への改善ご提案
人の五感による「定期診断」を「常時診断」で機器の状態を監視できる簡易モニタリングシステム「とらぶるレーサ」のご提案。
送風機、ポンプ、回転機器の故障(点検)個所は、主に以下の箇所へ現れます。
- 本体の異常振動
- 軸受のグリースの劣化
- 過負荷や寿命による軸受の破損
- Vベルトの緩みや切断
これらの異常は、振動、軸受温度、電流値に現れ計測する事ができます。
その箇所を、振動センサー、温度センサー、電流センサーの3つのセンサーにより機器の状態を「常時診断」いたします。センサーが異常を検知したときに警報を出し、人が「精密診断」を行う事で早期保全へとつなげトラブルを回避することができます。
これで解決!
簡易モニタリングシステム「とらぶるレーサ」で、送風機、ポンプ、回転機器等の故障原因となる
4つの状態を常時監視することができます。
- 振動値の傾向
- 軸受温度の傾向
- ベルト切断監視
- グリースの給油時期
工場内に送風機やポンプの設置台数が10台前後のお客様にとって、大規模なモニタリングシステムはコストが高くつきますが、この簡易モニタリングシステム「トラブルレーサ」は、機能が絞り込まれておりますのでローコストで、現場の見える化が可能となります。
モニタ(親機)
- モニタリングソフトをお客様のWindowsパソコンにインストールするだけで、すぐに使用可能です。(Windows7および8対応)
- パソコン1台で子機接続最大100台までモニタリングできます。
- 任意で選択した子機10台分の監視データをモニタに表示し、重要な機器の状態を常に確認することができます。
- 各々のセンサーごとにしきい値を設定し、その範囲を超えた時に異常を表示しますので、異常を起こしている機械の部分が一目でわかります。
- 8chすべてのログデータを保存し、機器の傾向を長期間に渡って把握することができます。
- 機器の記録データは直近1年にわたってグラフ化しますので、すぐに傾向を確認できます。
- 機器の異常履歴を一覧で表示します。
子機
- アナログセンサー6ch+温度センサー2ch。振動(振幅,加速度,速度)電流,軸受温度等の組み合わせが自由です。一般的なアナログセンサーが使用可能なので、幅広い産業装置のモニタリングができます。
- モニタ(親機)との通信はイーサネット接続です。無線LAN・有線LANによる接続ができるので、設置工事が安価にできます。
(ノイズ等の条件により無線LANが使えない場合があります。) - 子機でも機器の状態を把握できます。機器の異常には子機の赤ランプが点灯し、モニタ(親機)接続不良の場合は緑ランプが点滅しますので、現場でも監視状況が一目でわかります。
- 特注で屋外設置に対応いたします。(IP65相当)