冷却塔(クーリングタワー)のファンモータが焼ける原因

こんにちは、「技術と安心のサプライヤー」セールスエンジの杉山です。

 

寒くなってきましたね。

 

真冬になる前に、ちょっと変わったお問合せを頂きました。

 

「寒くなるとクーリングタワーのファンモータが焼けるのですが、何かいい対策はないでしょうか?」

 

以前もほかのお客さんで、聞いたことがあったんです。

 

冷却塔(クーリングタワー)のファンモータが焼けるトラブル

 

モータは、普通に運転していて焼けることはほとんどありません。

耐久性にとても優れています。

 

まー、焼けるとしたらベアリングの破損か、機器側の過負荷によるもの。

 

よく言われるのが、冷却塔の充填材が目詰まりして風の通りが悪くなったことが原因だと。

 

違います。充填材が目詰まりしている場合は、逆にモータの電流値は下がります。

風を送らなくなるので、ファンの運動量が減るんです。

 

だから、充填材の目詰まりでは焼けません。

 

冷却塔(クーリングタワー)メーカーの取扱説明書では、冬場になると空気の比重が重くなるので電流値が上がると書いてあります。確かに、気温が下がれば空気が重くなるので間違いではないのですが、それだけでモータが焼けるなんて。

 

それじゃ、毎年、冬がくるたびにモータ交換が必要じゃないか!

 

他に何が原因なんだ、、、ずーっと気になっていました。

 

お客さんによく話を聞いてみましたら、モータが焼ける原因がわかりました。

 

いくつかある冷却塔の機種で、ファン直結型のモータが付いている機種が焼けていました。Vベルト駆動のタイプは、何ともありません。

 

そして、熱負荷が掛かっていない、寒い日の明け方に限ってモータが過負荷になっていました。水が冷たく、外気温が最も下がる時間帯です。

 

焼けた瞬間を確認が取れないので、あくまで私の推測ですが。

 

真冬にファン直結型のモータは、冷却塔の下から吹き付ける風でキンキンに冷やされ、ベアリングが伸縮してロックしモータが過負荷になったんじゃないかと。

 

冷却塔は、真冬にファンを回し続けると、冷却水が凍ります。

 

そんな、冷風をモータに吹き付けていたら、何らか異常は出ますよね。

 

 

ファンモータの焼損はこれで解決

対策としてご提案したのが、冷えすぎを防ぐ、冷却塔のON-OFF制御です。

 

水温でファンを発停制御します。水温が上がると、ファンモータが回転し、水が冷えると止まります。電気代の省エネと、水の蒸発も減りますので、冷却水薬剤の使用量も下がります。

 

シビアな温度制御はできませんが、水温が30℃でファンを回転させ26℃で停止すると程よい運転制御になります。

 

真冬に冷却塔(クーリングタワー)のファンモータが焼けるのは、冷却塔の冷えすぎが原因です。

 

とくに、丸形開放式の冷却塔は、モータの凍結にご注意ください!

 

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