株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
冷却塔トラブル改善プロ

冷却水を分析したら思わぬ結果が・・・

「プラントの冷却水配管がスケールで閉塞するので改善できないか」との相談を頂きました!

お困り事には超スピード対応 産業機械・部品販売
セールスエンジの杉山です。

冷却水配管をバラして内部を確認すると、スケールが析出していました。

2015-04-24 07.53.15

早速、スケールの原因を知る為に、冷却水をサンプリングし水質分析する事にしました。

冷却水の水質分析をする際には、補給される新しい水と、循環して使用される冷却水の二つを比べて濃縮度合を判断します。

水質分析は主に以下の項目を調べています。

  • pH値:酸性かアルカリ性か
  • 電気伝導率:電解質の量を見て不純物の量の目安を判断
  • 全硬度:水に含まれるカルシウム・マグネシウム化合物の量
  • カルシウムイオン量
  • マグネシウムイオン量
  • シリカイオン量
  • 塩化物イオン量
  • その他、腐食・スケールに関する項目などなど

数日後、分析結果が上がって来たのを見ると・・・

補給される新しい水にはシリカが検出されているのに対し、
循環水の方はシリカが1/10ほどしか検出されませんでした。

( ´・ω・`) シリカはどこさんいったつやろか?

シリカは、配管やプラント機器の系内で析出しスケールとなっていました。

水質を分析すると一目瞭然です!

スケールの原因がシリカの析出だと判明したので、
ご提案としてシリカのスケール分散薬剤の注入をお勧めしました。

水の蒸発量も比較的少ないプラントでしたので、
スケールトラブルに対する費用対効果でご採用頂きました。

ご採用後は、定期的(月1〜2回)に水質分析を行い薬剤濃度と水質の状態をご報告します。

冷却水は見た目で判断が付きませんので、水質分析をする事で水の状態を把握する事ができます。

普段から適切な水質管理を行えば、
プラント設備のトラブルを未然に防ぎ、安定した生産へと繋がります。

クーリングタワー(冷却塔)・プラント冷却に関するスケールトラブルで
お困りでしたらご相談ください(^ー^)b

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