Kガードのリニューアル秘話
【点検口の安全金網 Kガード】で「ご安全に!」セールスエンジの杉山です。
「顧客の満足をすべてに優先する」
もう一度すべての事を、お客様の立場で考え直し、Kガードのリニューアルに取り組みました。
そもそも、点検口の安全対策でお客さんが抱えている悩みは、何なのか?
この一ヶ月間、悩みに悩み自問自答しました。白髪も増えた気が…(涙)
Kガードを開発しようと考えたのは、従来の現場で行われていた金網溶接による手間とコストの削減がスタートでした。これまでのKガードの仕様で、その問題は解決していましたが、まだ何かお客さんには不満がある様に感じ続けていました。現場での溶接工事が無くなったのに、他にお客さんが抱えている悩みとは、何なんだ?
現場の溶接工事が不要=取り付けコスト削減
取り付けコストの削減???あれっ、コスト削減になって無いじゃん(゚o゚;;
ようやく気が付きました。Kガードは、現場での溶接工事が不要になったんですが、生産工程で溶接を行ってましたので、その分製品の価格を高くせざる得ませんでした。お客さんにとっては、安全対策の費用全体でコスト削減が出来ていませんでした。m(_ _)m反省
現場工事を行うよりも、割安ではあったのかもしれませんが、本当にお客さんが抱えていた悩みは「安全対策に掛かる全体のコストを下げたい」だったんです。昔から「安全対策には、お金が掛かる」これまで、製造業のお客さんと仕事をしてきて、よく耳にしてきた言葉です。Kガードは便利だけど、結局、安全対策にはコストが掛かる。これがKガードに対してお客さんが抱えていた不満だったんですね。
安全対策は、生産性に直接結びつかないので、あまりコストを掛けたくないのは、どこの企業さんも同じです。しかし、作業現場において従業員さんの安全性を確保する事は、企業としても義務でもあります。ようやく自分達がお客さんに貢献出来る事が見つかりました。
「そうだ、もっと手軽に安く出来る点検口の安全対策を提供しよう!」
「顧客の満足をすべてに優先する」もう一度、この言葉の意味を元に、すべての製造工程・仕様を見直しました。すると、出るは出るは、お客さんはそこまで必要としていない部分や、自分達がこだわりすぎてコストが掛かっている部分が沢山出てきました。
まずは、Kガードの最大のコストであった溶接を無くし、代りに別の手法で強度UPをはかる事に成功し大幅なコスト削減ができました。溶接作業は、人件費が掛かるのでコストに大きく影響します。これで、点検口の安全対策から溶接と言う作業を一切無くすことができました。
そして、私がKガードを開発するうえで最もこだわっていた部分が、網目のサイズです。この部分がコストに関わる大きな問題点でした。
安全対策なので、指が入らない様にと考え網目のサイズを小さくしていました。
網目のサイズが小さい→穴数が多いので製作に時間が掛かる→コストUP
お客さんの声に耳を傾けると、点検口の目的は日常点検が主なので網目のサイズが小さすぎると視認性が悪くなる為、こぶしが入らない程度の網目の方が好まれている事がわかりました。網目と機械との間に距離がある場合(安全距離 JIS B9707)は、指を入れても危険な箇所まで届かなければ安全性は確保されます。
それなら、安全対策にはコストを掛けたくないと言う声に答える事ができる!
そこで、これまでの網目サイズ15㎜に加え、新たに30㎜タイプをシリーズ化し、網目が大きくなった事で視認性が良くなり、網目の加工数が減り製作時間の短縮でコスト削減へと繋がり、販売価格を大幅に下げる事ができました。今回のリニューアルで、ものづくりには、自分達が満足するよりも、お客さんが満足する事の方が、いかに大切だと言うことに気が付きました。
「顧客の満足をすべてに優先する」この言葉を胸に「点検口の安全金網 Kガード」は、2014年1月から仕様と価格をリニューアル致します。
お客様の安全対策にお役立ち出来ればと心より願っております。
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