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冷却塔トラブル改善プロ

故障が多い丸形冷却塔(丸形クーリングタワー)について

こんにちは、「冷却塔トラブル改善プロ」の杉山です。

夏場に向けて、冷却水の冷えが悪く、水温が上昇しているなどのトラブルが増えています。

なかでも多いのが、丸形冷却塔(丸形クーリングタワー)のトラブルです。

丸形冷却塔には、角形冷却塔と違って、水を散水するのにスプリンクラー(散水装置)が付いています。このスプリンクラーは、循環する冷却水の圧力で回転をしていますので、スプリンクラーの軸受が故障すると回転不良を起こします。

また、冷却水の圧力が低いと回転しないこともあり、とにかくトラブルが多いのが丸形冷却塔です。スプリンクラーが回転しないと、充填材に冷却水が満遍なく降り注がれなくなり、結果、冷えなくなります。

冬場は、水温が低いのでスプリンクラー故障していても気がつかないのですが、夏場になると水温が下がらず冷却水が高温となります。

スプリンクラー装置の故障の見分け方としては、丸形冷却塔の側面についた点検窓から覗くと、スプリンクラーの回転は確認できます。スプリンクラーが回転していなければ、故障していますので修理が必要となります。

YouTubeの動画は、スプリンクラー装置が正常に回転している様子です。