「リーガル・ハイ」第9話の名シーンに圧倒された
最近、「リーガル・ハイ」にはまっています。実は「半沢直樹」は最後の2話くらいしか見ていないのですが…。
特に印象的だったのが、第1シリーズの第9話。堺雅人さん演じる敏腕弁護士・古美門研介が、公害訴訟で大企業と戦う際に、公害に侵されながらも呑気に余生を過ごそうとしている村の老人たちに向けて放った長台詞です。そのシーンに釘付けになりました。
「リーガル・ハイ」第9話より、古美門研介の名台詞
「見たまえ彼らの満足そうなこの表情を、ズワイガニ食べ放題ツアーの帰りのバスの中そのものじゃないか。」
このセリフから始まり、馴れ合いに甘んじ、現実を見ようとしない人々に対して、古美門が徹底的に叩きつけるような言葉が続きます。
「あなた方が相手に一矢報い、意気地を見せつける方法は、奪われたものと、踏みにじられた尊厳にふさわしい対価を勝ち取ることだけなんだ。」
「見たくない現実を見ず、みんな仲良しで暮らしていければ楽でしょう。しかし、誇りある生き方を取り戻したいのなら、深い傷を負う覚悟で前に進まなければならない。」
このシーンでは、ただ怒鳴っているだけでなく、過去の村の栄光や誇りを思い出させながら、「今こそ戦うべきだ」と問いかけています。単なる慰めや施しではなく、自分たちの尊厳を守るための行動が必要なのだと、強く訴えかける内容でした。
堺雅人さんの鬼気迫る演技が、このセリフにさらに深みを与えていて、画面越しにも圧倒されるほどの迫力でした。普段の軽妙で皮肉たっぷりな古美門とは違い、この場面では彼の熱量が全開になっています。
単なる法廷ドラマではなく、社会の本質を鋭くえぐる「リーガル・ハイ」。見返すたびに新たな気づきがあり、ますます魅了されそうです。