シリカが冷却塔に及ぼす影響とその対策 – トラブルを未然に防ぐ方法
こんにちは、冷却塔トラブル改善プロ、株式会社セールスエンジの杉山です。今回は、シリカが冷却装置に与える影響とその対策について詳しく説明します。シリカは九州地方の水に多く含まれており、美味しい水を生む要因の一つですが、工業用の冷却水としては問題を引き起こすことがあります。この記事を通して、シリカスケールの問題とその対策について理解を深めていただければと思います。

シリカとは?
シリカは、ケイ素と酸素が結合した二酸化ケイ素(SiO₂)として自然界に広く存在する物質です。水中に溶けたシリカは硬いスケールを形成し、これが配管や熱交換器に付着することで、冷却装置の性能に悪影響を及ぼします。特に九州地域では水中のシリカ濃度が高いため、シリカスケールが発生しやすく、冷却水の管理が重要になります。
シリカスケールの問題点
シリカスケールが成長すると、以下のような問題が発生します。
水流の悪化
シリカスケールが配管や熱交換器に付着すると、水の流れが悪くなります。これにより、冷却効率が低下し、設備の運転に支障をきたすことがあります。
熱交換効率の低下
シリカスケールが熱交換器に付着することで、熱交換効率が低下します。これにより、エネルギー消費が増加し、運転コストが上昇します。
コスト増加
エネルギー効率が低下すると、電気代や燃料費が増加します。さらに、シリカスケールの除去には強力な薬品が必要であり、これが設備の金属部分を腐食させるリスクもあります。
設備の腐食
シリカスケールを除去するために強力な薬品を使用すると、設備の金属部分が腐食するリスクが高まります。また、除去作業自体が危険を伴うため、作業の安全性も考慮しなければなりません。
シリカスケールを防ぐための対策
水質管理
定期的に水質をチェックし、シリカ濃度を適切に管理することが重要です。これにより、シリカがスケールとして沈殿するのを防ぐことができます。冷却塔の水質管理については、こちらをご覧ください。
適切な処理プロセス
スケールの生成を防ぐための処理プロセスを実施します。例えば、薬品添加や物理的な処理方法を組み合わせることで、スケールの生成を抑制します。
予防的な措置
スケール防止剤の使用や設備の定期的な清掃を行います。これにより、スケールが生成する前に除去することができます。
動画で解説
YouTubeの動画では、シリカが冷却装置やボイラーに及ぼす影響と、その対策について詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。
まとめ
シリカスケールは水処理において重要な課題です。シリカの濃度を適切に管理し、スケールの生成を防ぐことで、設備の効率を維持し、コストを抑えることができます。定期的な水質管理と適切な処理プロセスを行い、シリカスケールの影響を最小限に抑えましょう。シリカに対する適切な対策を講じることで、シリカスケールの問題を効果的に管理し、設備の寿命を延ばすことが可能です。ぜひ、日常の水処理においてシリカ対策を取り入れてみてください。
ご一読くださりありがとうございました。
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