冷却塔の過剰濃縮問題を解決する方法
こんにちは、冷却塔トラブル改善プロ、株式会社セールスエンジの杉山です。今回は、冷却塔(クーリングタワー)のトラブルの一つである過剰濃縮についてお話しします。過剰濃縮は冷却塔の効率を低下させ、設備に対してスケール障害や腐食などを引き起こす可能性があります。この記事では、過剰濃縮の原因とその解決方法について詳しく解説します。
過剰濃縮とは?
冷却塔は、水を循環させて冷却する装置です。通常、ボールタップで水を給水し、自動ブローバルブで水を供給します。この過程で、水の電気伝導率を測定し、その値に応じて自動ブローバルブが開閉されます。しかし、過剰濃縮が発生すると、冷却水の濃縮度が異常に高くなります。
過剰濃縮の原因
よくある過剰濃縮の原因は、自動ブローバルブの詰まりです。この詰まりにより、自動ブローバルブが適切に作動せず、給水が十分に行われないことがあります。この問題を解決するためには、詰まりを解消し、通常通り水が供給されるようにする必要があります。
過剰濃縮の影響
過剰濃縮を放置すると、スケール障害が発生し、設備全体が使えなくなる可能性があります。また、水の質が悪化し、冷却効率が低下することで、設備の寿命が短くなるだけでなく、運用コストも増加します。定期的な点検によって給水の問題を早期に発見し、トラブルを未然に防ぐことが重要です。
過剰濃縮の対策
過剰濃縮を防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。特に、自動ブローバルブやその手前のバルブの点検を怠らないようにすることが重要です。私たちは、お客様の冷却塔の管理をサポートし、定期的な点検を行っています。冷却塔の管理にお困りの方は、ぜひ当社にお問い合わせください。
動画で解説
YouTubeの動画では、過剰濃縮の原因と解決方法について詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。
まとめ
過剰濃縮は冷却塔の効率を低下させ、設備にスケール障害や腐食障害を引き起こす可能性があります。定期的な点検とメンテナンスを行い、過剰濃縮を未然に防ぐことが重要です。冷却塔のトラブルでお困りの方は、株式会社セールスエンジにぜひご相談ください。
ご一読くださりありがとうございました。