冷却塔トラブルを未然に防ぐ!スライム障害の原因と対策
こんにちは、冷却塔トラブル改善プロ、株式会社セールスエンジの杉山です。今回は、冷却水に使用する水処理薬剤について、なぜスライム障害が発生するのか、そしてその対策についてお話しします。このブログを通じて、冷却塔でお困りの方が役立つ情報を得られることを目指しています。
スライム障害の原因とは?
冷却水に水処理薬剤を投入しているにもかかわらず、スライム障害が発生する原因について考えてみましょう。スライム障害とは、ストレーナーが頻繁に詰まり掃除が大変になることや、冷却塔の散水槽が目詰まりし水が溢れるなどの問題を引き起こします。
水処理薬剤の濃度管理
通常、水処理薬剤はこれらのトラブルを防ぐために使用されますが、薬剤の濃度が適切に維持されていないと、雑菌や藻が繁殖し、スライム障害が発生します。薬剤の効果を100%発揮させるためには、薬剤の濃度をしっかりと管理する必要があります。濃度が不足していると、薬剤を投入しても効果が出ず、薬剤に掛けたコストが無駄になります。
夏場の冷却水管理の重要性
夏場には特に冷却水の温度が高くなりやすく、30度から40度に達することもあります。このような高温では、藻や雑菌が繁殖しやすくなります。また、レジオネラ菌も同様の環境で繁殖しやすくなります。これらの菌を抑制するためには、薬剤の濃度を高めることが必要です。適切に薬剤の濃度を維持しないと、菌の繁殖を抑えることができず、結果的に効果が得られず無駄になります。
動画で解説
YouTubeの動画では、冷却水に使用する水処理薬剤の正しい使用法と管理の重要性について詳しく解説しています。特に夏場における注意点と対策についても触れています。ぜひご視聴ください。
まとめ
冷却水に使用する水処理薬剤の適切な管理は、冷却塔のスライム障害を防ぐために非常に重要です。特に夏場には、冷却水の温度が高くなるため、薬剤の濃度を適切に管理することが求められます。冷却塔のトラブルを未然に防ぐために、定期的に薬剤濃度をチェックし、必要に応じて調整することが大切です。
ご一読くださりありがとうございました。