食品工場で冷却塔のトラブル?匂いがもたらす問題とその対策
こんにちは、冷却塔トラブル改善プロ、株式会社セールスエンジの杉山です。今回は、食品工場で発生しやすい冷却塔(クーリングタワー)のトラブルについて、特に匂いが原因で引き起こされる問題とその対策についてお話しします。
冷却塔に食品の匂いが与える影響
冷却塔は、工場内の熱を効率的に放散するための重要な設備です。しかし、食品工場では、外部からの風が食品の匂いを冷却塔内に運び込むことが問題となります。この匂いが冷却水に溶け込むと、雑菌の繁殖が促進される原因となり、その結果、ストレーナーや散水槽などの部分が目詰まりしやすくなります。これにより、冷却効率が低下し、冷却塔全体の性能が損なわれることがあります。
よく見られる問題点とその原因
食品工場において、このような問題は特に顕著です。食品の匂いが冷却塔内に侵入することで、冷却水が雑菌の餌となり、雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいます。これが原因で、冷却塔の各部分でトラブルが発生しやすくなります。冷却塔の効率低下やメンテナンスの頻度が増加するなど、様々な問題を引き起こす要因となります。
写真は、冷却塔内でタンパク質と水処理薬剤が反応し泡立った様子です。
匂いによるトラブルを防ぐための対策
では、このような問題を防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。一つの有効な対策として、冷却塔の近くにある排気ダクトの向きを調整することが挙げられます。これにより、匂いの影響を軽減し、冷却塔内に食品の匂いが入り込むリスクを減らすことができます。また、定期的なメンテナンスを行い、冷却塔内の雑菌の繁殖を防ぐことも重要です。
動画で解説
YouTubeの動画では、食品工場における冷却塔の匂いが引き起こすトラブルと、その対策について詳しく解説しています。ぜひご視聴ください。
まとめ
食品工場において冷却塔が匂いによるトラブルを引き起こすことは珍しくありませんが、適切な対策を講じることでその影響を最小限に抑えることができます。排気ダクトの向きを調整することや定期的なメンテナンスの実施は、問題の予防に効果的です。冷却塔に関するお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
ご一読くださりありがとうございました。