価格競争ではなく価値を売る:失敗から学んだ戦略転換
約10年前、ある大手企業との水質管理の案件で、価格競争に巻き込まれ、残念ながら失注してしまったことがありました。この経験は非常に悔しいものでしたが、結果として私たちが進むべき方向性を深く見直す機会となりました。
その時、私たちは自問しました。「私たちが本当に提供できる価値とは何か?何が自社の強みであり、私たちならではの独自性は何か?」と。この反省から、価格での勝負は大手企業が得意とするものであり、私たちがその競争に挑むのは間違いだということに気づきました。
それ以降、私たちはひたすら自社の強みを磨き続けました。私たちの強みは、冷却塔の水質管理における専門知識と技術力、そしてお客様に対するきめ細やかな対応です。この強みを徹底的に深め、お客様に価値を提供できることに焦点を当ててきました。
最近では、別のお客様との案件でリベンジを果たすことができました。この案件では、価格競争に巻き込まれることなく、私たちが提供するサービスの価値を理解していただき、結果として契約を勝ち取ることができたのです。この経験を通じて、私たちは「価格ではなく、価値を売る」という中小企業の戦い方を改めて確認しました。
中小企業にとって大切なのは、価格ではなく、自社の強みを最大限に発揮し、お客様にとって必要な価値を提供することです。私たちは今後もその姿勢を貫き、真の価値を提供し続けたいと考えています。