産業機械販売縮小の理由とその背景
今回は、当社が産業機械の販売を縮小した一つ理由のについてお話しします。
BtoB取引においては、『検収』という商慣習があります。これは、納品した機械の性能が確認された後に支払いが行われるという仕組みです。一見、合理的なシステムに思えるかもしれませんが、実際には支払いまでに時間がかかることが多く、過去、数ヶ月後になるケースもありました。
このような取引の遅延によって、当社もかつては資金繰りに苦労した経験があります。納品してもすぐに現金が手元に入らず、運転資金の確保に頭を悩ませることがありました。このため、産業機械の販売業務は徐々に縮小することを決断したのです。
しかし、近年では下請法などの法整備により、このような支払いの遅れはかなり改善されました。今では取引がスムーズに進むようになり、資金繰りの問題も以前ほどは心配する必要がなくなっています。
以上のような経緯から、当社では産業機械の販売から少しずつ距離を置き、現在は冷却塔のメンテナンスや水質管理に注力しています。これからもお客様に信頼されるサービスを提供してまいります。