冬に備えた密閉式冷却塔の凍結対策
早いもので、もう11月。日中はまだ暖かい日もありますが、これから寒さが厳しくなる季節です。そこで、密閉式冷却塔で起きやすい凍結トラブルについてお話します。
密閉式冷却塔には、充填材の間に複数の銅チューブが設置されています。この銅チューブの内部には冷却水が流れ、外部には散布水が掛けられ、外側から冷却水を冷やす仕組みです。設備が稼働している間は、冷却水の温度が上がっているため凍結の心配はほとんどありません。
しかし、設備が停止し、冷却水の循環も止まっている場合、冷却塔内の銅チューブが凍結する可能性があります。一度凍結すると、内部の銅チューブが破損し、しかも複数本同時に破損することが多いため、大きなトラブルに発展します。
これからの季節は、凍結を防ぐための対策が必要です。具体的には以下の方法が有効です。
- 冷却水を抜いておく
冷却塔内の水を完全に排出しておけば、凍結のリスクを回避できます。 - 設備を稼働させて水温を上げておく
冷却水を循環させ、温度を一定以上に保つことで、凍結を防ぐことが可能です。
冬場のトラブルを防ぐためにも、早めの対策で冷却塔をしっかりと守りましょう。