株式会社セールスエンジ

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経営革新計画で新規事業の戦略を見直す

新たな事業を始める前に、熊本県に経営革新計画を申請しました。経営革新計画とは、中小企業が新たな事業に取り組む際、その内容を都道府県に申請し、評価・承認されることで融資や補助金の優遇を受けられる制度です。

この申請では、事業内容を文章で説明しなければならず、書類作成が非常に大変です。具体的には、事業戦略を明確に示し、戦場(マーケット)、独自資源、自社の強み、顧客ターゲット、売り方などをマーケティングの観点で説明する必要があります。

私が経営革新計画を申請する理由は、融資や補助金を目的としたものではありません。新規事業に向けて自社の戦略を棚卸しし、間違いのない方向性で進めているかを確認するためです。事業内容を客観的に見直す機会として活用しています。

新規事業は、大きなリスクを伴います。事業が失敗すれば、会社の存続が危ぶまれる可能性もある一方、成功すれば事業の規模が拡大し、全国から世界へと展開するチャンスが広がります。そのため、チャレンジ精神が不可欠です。

経営革新計画が承認されたからといって事業が成功するわけではありません。成功の鍵は、企業の努力にかかっています。しかし、計画を客観的に評価・指摘してもらえることは、リスクを軽減する上で非常にありがたいことです。

さらに、承認を得られることで自信にもつながります。申請プロセスには熊本県庁での事業内容のプレゼンが必要ですが、この機会を通じて事業戦略をさらに練り上げたいと思います。

新規事業のリスクを最大限に下げるために、戦略の精度を高めることが重要です。経営革新計画は、その一助となる大切な取り組みだと感じています。

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