営業は「最初に相談される存在」になることがすべて
営業において、最も大切なことは、お客さんが困ったときに最初に相談される存在になることです。これは信頼の証であり、営業の本質とも言えます。
たとえ、「2番目に相談された」としても、そのチャンスを無駄にしてはいけません。お客さんが抱える困りごとを解決すれば、感謝の気持ちとともに次回は「最初に相談したい」と思ってもらえるからです。こうして築かれるのが「信頼」です。
一方で、2番手に相談されたときに断ってしまうと、どうなるでしょうか。お客さんは別の選択肢を探し、3番手、4番手へと話を持っていきます。そして、その問題が他社によって解決された場合、お客さんから「あなたにはもう相談しない」という判断をされてしまいます。理由は単純です。「困ったときに助けてくれなかった」という印象が残るからです。
お付き合いを深めたいお客さんであれば、2番手であっても相談されたタイミングを逃してはいけません。その瞬間をしっかりと受け止め、最善を尽くすことで、次は1番手として相談される存在になれるのです。
お客さんが「あなたから買いたい」と心から思ってくれるようになると、営業の仕事はもっと楽しく、やりがいのあるものになります。信頼を築くことこそが、営業の成功への近道です。