手形紛失の大事件、その顛末
お客さんのところへ手形の集金に行き、その後、銀行で用事を済ませ、さらに別のお客さんを訪問していました。その間、携帯が何度か鳴っていたものの、打ち合わせ中だったため気付かないふりをしていました。
一段落ついて携帯を見ると、複数の不在着信が。何事かと不安になり、着信履歴をたどって折り返してみると、驚きの言葉が待っていました。
「杉山さん、手形を落としているよ!」
銀行の方からの連絡でした。自分では手形を落とした覚えが全くなく、ただただ驚きと焦りで頭が真っ白に。拾ってくださったのが銀行の方だったため、なんとか事なきを得ましたが、もし道端で紛失していたらと思うと背筋が凍ります。
急いで銀行へ戻り、無事に手形を受け取りましたが、これが人生で初めての経験でした。何十年も商売を続けてきましたが、こんな大失態は初めてです。社長としても人としても恥ずかしく、深く反省しています。
今後は大切なものを扱う際、二重三重の注意を払おうと心に誓った出来事でした。