激しい営業合戦から学ぶ営業の本質
新しい事務所に引っ越してまだ数日しか経っていないのに、次々と飛び込み営業の方々が訪ねてきます。交通量の多い道路沿いに面しているため、目立つことも影響しているのでしょう。以前からお世話になっていた営業マンも訪問してくださり、その熱心さに感心していました。
しかし、引っ越し直後からライバル会社の営業マンも次々と現れ、あっという間に同じ提案を複数社で競り合う状況に。こちらとしては、相見積もりを取る意図はなくても、自然と競争が生まれてしまうのが現実です。
営業の競争は価格だけではありません。高価格でも商品の価値や強みをしっかりと伝えられる営業マンには感心しました。一方で、価格だけを売りにする営業では、その商品の特徴や魅力が十分に伝わらず、記憶に残りにくいこともあります。
また、営業として最も避けるべき行為の一つは、他社製品を悪く言うことだと改めて感じました。他社を貶めるような言動は、信頼を損ねる結果になりかねません。営業はお客様との信頼関係が命です。そのため、自分自身も気をつけなければならないと感じました。
現在、激しい営業合戦が繰り広げられていますが、最後に選ばれるのは、泥臭くても誠実に足を運び続け、商品と自分自身の価値をしっかり伝えた営業マンであってほしいと思います。とはいえ、価格もやはり気になるのが正直なところですが、そのバランスを見極めるのが難しいところですね。
営業の世界では、価格、商品力、そして人間力のすべてが勝敗を分ける要素になると痛感しました。私たち自身も、これらをしっかり意識して日々の仕事に取り組んでいきたいと思います。