株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
冷却塔トラブル改善プロ

ネット時代でもアナログ営業の価値は変わらない

インターネットの普及で、商売の形は大きく変わりました。20年以上前、地元の機械工具商に勤めていた頃は、毎日製造業のお客様を訪問し、注文を頂いて配達するというアナログな営業スタイルが主流でした。しかし、今ではネット通販が主流となり、人的な営業活動は減少しています。

私たち自身も、作業工具や消耗品はほとんどネット通販で購入しています。そんな中、生産財通販の大手2社が激しい値下げ競争を展開しており、1円でも安く商品を購入したい消費者にとってはありがたい状況が続いています。

あるとき、その通販会社の試供品キャンペーンでゴム手袋の試供品を注文してみました。ネットでポチっと簡単に頼むだけで、すぐに試供品が届きました。しかし、驚いたのはその後です。1ヶ月ほど経った頃、通販会社から電話があり、試供品の使用感や価格に関するアンケートを丁寧にヒアリングされました。

この経験で気づいたのは、ネット通販でありながら、人を介したアナログ的な営業が行われているということです。もともとデジタル特化型の通販会社が、顧客との関係を深めるためにアナログ的な取り組みを取り入れているのです。納期や在庫確認の問い合わせに電話で対応するなど、裏側では泥臭い営業活動が進行していました。

どんなにデジタル化が進んでも、商売の本質は「人と人との取引」です。このアプローチは、私たちも取り組んでいる「ネットを活用したアナログ営業」に通じるものがあり、大いに学びになると感じました。

時代が変わっても、人の心を動かす商売の原点は変わらない。これからも、人を大切にした商売を続けていきたいものです。

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