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求人票は社長からのラブレター

先日、地域の経営者の方々が集まる年始の会合に出席しました。そこで話題になったのは、日本の労働力人口の減少と、それに伴う人手不足の深刻さです。現在、求人倍率は1.6倍。これは、求職者10人に対して16人分の求人があるということです。どの企業も「人材確保」が大きな課題だと言われていました。

私たちもこの状況を踏まえ、早めに求人募集を進めようと、ハローワークに出す求人票を準備していました。ところが、いざ求人票を書こうとすると、どのように書けば良いか悩んでしまいます。

そこで、ハローワークの求人一覧を調べてみたのですが、驚いたことに多くの求人票が非常に簡素で、仕事内容が具体的に書かれていないのです。「食品の製造」「機械の取付工事及びメンテナンス」「ルート営業(新規開拓無し)」など、業務内容が抽象的で、実際にどのような仕事をするのかがわからないものばかり。また、社風や企業の特徴といった情報もほとんど伝わってきませんでした。

これでは、求職者の興味を引けないのも当然です。良い人材に来て欲しいのであれば、求人票そのものを工夫し、自社の魅力をしっかりと伝える必要があります。

実は、ハローワークの求人票には意外と広いスペースがあります。仕事の内容、事業内容、会社の特徴、特記事項、備考などを記入する欄があり、A4用紙で約800文字分の文章を入力できます。このスペースを活用し、応募者に自社の魅力を熱く語ることが大切です。

求人票は、いわば「社長から求職者へのラブレター」です。他社と差別化できる魅力をしっかりと伝え、自社で働くことの意義や楽しさを感じてもらえるような内容にする必要があります。どんな時代でも、熱意と工夫が良い人材を引き寄せる鍵になるのです。

これからも人材確保のために、丁寧で心のこもった求人票を作成していきたいと思います。

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