カレンダー配りで感じた中小企業の後継者問題
恒例となっているカレンダー配りを始めました。今年も三か月カレンダーは行く先々で大好評!「待ってました」と言われるたびに、嬉しい気持ちになります。まだ年末のあいさつには少し早いですが、訪問するたびに今年を振り返る話題で盛り上がりました。
その中で、特に多く耳にしたのが中小企業の後継者問題です。団塊の世代の社長が多いこともあり、「まだあと何年か先の話だから」と楽観視する声も聞かれましたが、実際にはわずか数年で後継者を育てるのは非常に難しいのが現実です。事業承継は、もう待ったなしの状況だと強く感じました。
さらに、従業員の定年退職も相次ぎ、人手不足が深刻化しています。募集をしても人材が確保できないと嘆く声があちこちで聞かれ、中小企業にとっては厳しい状況が続いています。
後継者問題や人材不足は企業の存続に直結する大きな課題です。しかし、事業承継を先送りにしてしまうと、問題がさらに大きくなってしまいます。今からでも計画的に次世代を育てることが重要ですし、外部リソースの活用や新しい働き方の導入も考える必要があるでしょう。
年末に向けて、改めてこうした課題に目を向けながら、これからの経営にどう向き合うべきかを考えさせられる時間となりました。中小企業がこれからも地域や社会で必要とされる存在であり続けるために、今こそ行動が求められていると感じます。
