株式会社セールスエンジ

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「酸欠」と「硫化水素」――命を守る知識と技術の重要性

今日から3日間、熊本労働基準協会で実施される「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」の講習に参加しています。製造現場には危険を伴う作業も多く、特定の資格を持たないと立ち入れない場所もあります。この講習は、そうした現場で安全に作業を行うために必要な知識を学ぶ機会です。

酸素欠乏状態は「サイレントキラー」と呼ばれるほど危険で、空気中の酸素濃度が低下している状態では人間は生きられません。特にタンクの中や密閉空間では、酸素の不足や有毒ガスの発生が原因で、多くの命が失われてきました。ニュースで耳にする「助けに入った人が次々倒れた」という事故の多くも、この酸欠によるものです。

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酸素不足や硫化水素の危険性は目に見えず、専門的な知識や適切な道具がなければ気付けません。例えば、硫化水素濃度を測定する際には、ガラス管を用いて色の変化を確認し、濃度を測定します。また、酸素濃度計の正しい使い方を知ることも命を守る上で欠かせない技術です。

こうした知識や技術を学ぶことは、自分や作業仲間の命を守るだけでなく、企業としての安全管理体制の向上にもつながります。安全第一の取り組みは、企業の経営リスクを回避し、従業員の安心と信頼を確保するための基本でもあります。

講習の最後には試験もあるため、しっかりと知識を吸収して臨みたいと思います。命を守る知識と技術を得ることで、より安全な作業環境づくりに貢献していきます。

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