インターネットを活用した新規開拓の可能性
先日、とあるメーカーの実力派営業マンAさんと、新規開拓におけるインターネットの活用について話をする機会がありました。彼は飛び込み営業で多くの成果を上げてきたプロフェッショナルですが、市場の成熟や競合との差別化の難しさに直面していると話していました。その中で、私は「インターネットという24時間365日働く営業マン」の重要性について意見を交わしました。
Aさんの経験の中で、一度だけホームページを通じた問い合わせがあり、その結果大手企業から注文を獲得したことがあったそうです。そのお客様は、以前から飛び込み営業ではアプローチできなかった相手でした。しかし、インターネットで検索を行い、自社のホームページにたどり着いて問い合わせを送ってきたことで、新たなビジネスの扉が開かれたのです。このエピソードは、インターネットの可能性を象徴していると言えます。
インターネットは情報の集約地
現代のお客様は、まずインターネットで情報を収集し、自分の課題を解決するための商品やサービスを探します。その中で信頼できる情報を得た企業に問い合わせ、最終的に購入を決定する流れが主流です。ホームページを持たない企業や、情報発信が弱い企業は、この流れに乗り遅れてしまいます。結果的に「存在しないも同然」と見なされるのが現状です。
問い合わせを成果につなげるカギはスピード
また、問い合わせを受けた後のスピーディーな対応が、インターネット営業の成功を大きく左右します。カタログ請求に数週間かかるようでは、お客様の検討期間に間に合わず、他社に取引を奪われることも少なくありません。お客様のニーズに応じた迅速な対応は、競争において非常に重要です。カタログをWEBサイト上で即座に入手できる仕組みを持つ企業は、他社と差別化を図る大きな武器を持つと言えるでしょう。
新規開拓におけるインターネット活用のメリット
インターネットを活用した新規開拓は、営業マンが「必要な時に必要な情報を提供できる」効率的な手段を提供します。従来の飛び込み営業のように、タイミングが合わずに何度も訪問する非効率さを改善し、お客様がニーズを持つタイミングで最適な情報を届けることが可能です。
中小企業こそ、自社が持つ技術やノウハウ、解決してきた事例をWEBサイトに集約し、情報を発信するべきです。インターネットを使った営業が「難しい」「効果がない」と言われる場合、その原因はインターネットの活用方法を学び、改善していないことにあるのです。
時代に対応した営業戦略
インターネットの普及により、営業のあり方は大きく変わっています。競合がすでにインターネットを活用して問い合わせを増やしているのであれば、取り組まない企業は後れを取ることになります。インターネットを活用して新規顧客とつながる楽しさは、体験してみなければ分からないものです。
私たちが全国のお客様とつながることができているのは、この「WEBサイトの営業マン」のおかげです。このツールを最大限に活用し、効率的で楽しい営業活動を続けていきたいと思います。