繰り返しの改善が生む利益と強み
いつもリピートでご注文をいただいている機械加工部品があります。最初は、他では加工できるところがなく、「いっぱいあるけん、何とかして」と頼まれたのがきっかけでした。ただ、その時は正直半信半疑。そんなに仕事が続くとは思っていませんでした。
実際、最初の頃は問題が山積みでした。加工精度、納期、コスト… どれも課題だらけで、何度か「もう無理かな」とお断りしようかと思ったこともあります。でも、諦めずに改善を繰り返した結果、少しずつ状況が変わっていきました。
- 加工条件の見直し で時間を短縮
- 形状変更 による材料コスト削減
- 空いた時間の活用 で先行製作を実施
- 材料の一括発注 で輸送コストを削減
こうした取り組みを積み重ねていくうちに、ようやくすべての条件をクリアし、利益も出はじめました。もし、お客様から言われた通りにただ対応していたら、今ごろ採算が合わず、お断りしていたかもしれません。
繰り返しの改善がコスト削減につながり、最終的には良い仕事へと変わっていく。これこそが、他社との差別化になり、自社の強みになるのだと改めて感じました。
加工の仕事は、一見シンプルに思えて、実はとても奥が深いですね。