冷却塔の清掃で発覚!10年間見落とされていた内部の汚れ
先日、いつも冷却塔の管理をご依頼いただいているお客様の定期清掃を行いました。
以前は別の業者さんへ3か月ごとに清掃を依頼されていましたが、汚れがひどいことに加えて清掃中に冷却塔が破損したこともあり、弊社へご相談をいただきました。
冷却塔はとても重要な設備であり、安定稼働が必要です。薬注装置を導入し冷却水の管理を始めたことで水質は改善されましたが、以前から気になっていたのが、10年間も3か月ごとに清掃を続けていたのに、なぜこれほどまでに冷却塔が汚れていたのか という点でした。
清掃の際に設備が停止していたため、分解して内部を確認すると、充填材と熱交換部の銅チューブにスケールがガチガチに付着していました。
見た目を重視し、外側だけを洗う清掃業者さんは多いですが、冷却塔は外部よりも内部の充填材や銅チューブの状態がとても重要 です。構造を理解していない業者さんだったのかもしれません。
10年分の汚れが内部にびっしりと蓄積しており、まるでパンドラの箱を開けたような状況 でしたが、落とせる汚れはすべて除去し、水処理の効果がしっかり発揮できる状態にしました。
冷却塔の管理に関してよく聞く話の一つに、
「うちの設備は密閉式冷却塔だから水処理は不要」 という意見があります。
確かに、密閉式冷却塔は設備を直接冷やす水が密閉されており、この水は濃縮しないため汚れにくいです。
しかし、問題となるのは銅チューブの外部を冷やす散布水 です。
散布水の水質が悪いと、充填材や熱交換器の銅チューブにスケールが付着し、熱交換率が低下して冷却水の性能が大幅に落ちてしまいます。
さらに、水質が悪化すると銅チューブを腐食させ、水漏れを引き起こす可能性 もあります。
もし銅チューブに穴が開いてしまうと、修理にはかなりのコストがかかることになります。そのため、実は密閉式冷却塔の方が水質管理をシビアに行う必要がある のです。
適切なメンテナンスを行わなければ、いくら頻繁に清掃をしても根本的な汚れは取り除けません。
冷却塔の性能を維持するためにも、定期的な点検と適切な水処理を心がけることが大切 です。
冷却塔でよく聞く話ですが、
「うちの設備は、密閉式冷却塔なので水処理は必要ない」とよく言われます。
密閉式冷却塔は、設備を直接冷やす水は、密閉されてるため水は濃縮しませんので汚れもしません。しかし、銅チューブの外部を冷やす散布水は汚れます。充填材や熱交換器の銅チューブにスケールが付着しますと、熱交換率が低下し冷却水が冷えなくなります。
また、散布水の水質が悪いと銅チューブを腐食させ水漏れが発生したりします。銅チューブに穴が開くと、かなりの修理代が掛かります。密閉式冷却塔の方が、水質管理をシビアに行う必要があります。