株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
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メーカー営業さんとの出会いと別れ、そして新たなつながり

先日、取引先のメーカー営業さんが退社の挨拶に来られました。九州へ来られる際にはいつも連絡をくださり、とても良くしていただいていた方です。

出会いは2年前。メーカーさんのホームページからカタログを依頼したことがきっかけでした。当時、このメーカーさんが積極的に新規営業をされているという話を業界内で何度か耳にしていました。

うちの業界では、メーカーさんと直接取引をすることは少なく、全国規模の問屋や機械商社を経由するのが一般的です。そのため、まずはカタログだけでも手に入れようと資料請求をしたところ、すぐに営業訪問に来てくださいました。

実はこのメーカーさん、業界では1位・2位を独占するガリバー企業の影に隠れ、なかなか苦戦されていました。業界全体のシェアの8割を占める大手2社の商品は、多くの機械商社を経由するため、納期や見積もりに時間がかかるのが当たり前になっていました。当然ながら、流通経路が長くなることで価格も高くなります。

そこで私は、第3の選択肢として、このメーカーさんと直接取引をすることで、流通をシンプルにし、コスト削減と納期短縮を実現できるのではと考えました。結果として、間接経費の削減による価格競争力の向上とスピーディーな納品を可能にしました。

しかし、周囲の商社さんからは「安売りばかりしやがって」と言われることもありました。ただ、実際には利益を削っていたわけではなく、単に効率化を進めた結果にすぎません。

今回、メーカー営業さんから「これまで、代わりに新規営業をしていただき、ありがとうございました」と言葉をいただきました。でも、新規営業ができたのは、メーカーさんのサポートがあってこそ。急なお別れとなりましたが、もし同じ業界に戻られることがあれば、また一緒に仕事ができれば嬉しいですね。

九州に来られる際には、ぜひまた寄っていただきたいものです。

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