「杉山さんところばかりに注文出すようになってしまって…」と言われる理由
お客様からこんな言葉をいただきました。
「他の商社さんに言っても、内容が伝わらんとですよ。」
以前、コンベヤの軸受ユニットの見積もり依頼を受けた際のこと。
この部品は受注単価が安いため、他の商社さんとも比較され、最終的にコスト優先で購入先を決めることになりました。
見積もりを回答すると、お客様からこう言われました。
「他社さんは杉山さんの半値でした。」
さすがに半値ともなると、うちが得意な商品でないにしても価格差が大きすぎる…。
「そんなに違うんだったら、うちに遠慮せず、コスト優先で他社さんから買ってください。」
とお伝えしました。
「本当に申し訳ないです。確認しても金額は間違いないと言われているので、試しに注文してみます。」
そして数日後…
「この間の軸受はどうでしたか?」 と尋ねると、お客様が少し呆れたように話し始めました。
「いや〜杉山さん、聞いてくださいよ。軸受ユニットを頼んだのに、肝心のベアリングが付いてこなかったんですよ。ケースだけなんて普通ありえんでしょ!」
これは大きなミスです。私も「何かおかしいな」と思っていましたが、まさかベアリングの玉が付属していない とは…。結局、追加でベアリングを購入することになり、トータルのコストはうちの見積もりとほぼ同じか、それ以上になったそうです。
こうしたことを繰り返していると、お客様の信頼を失うことになります。
お客様と話していると、こんな言葉をいただきました。
「だから、杉山さんところにしか頼まなくなるんですよ。」
本当にありがたいお話です。
信頼に応えられるよう、これからも誠実な対応を心がけていきます!