町工場の可能性は無限大!ネットを活用して新たな仕事をつかむ
精密加工ができる機械加工屋さんを探していました。
大牟田・荒尾地域には化学工場が多く、それに伴い製缶や機械加工を手がける企業もあります。しかし、そこで使われているのは門型マシニングセンタ、五面加工機、ターニングセンタ(テーブル3m)、横中ぐり盤 など、どれも大型の工作機械 ばかり。
一方で、NC旋盤やマシニングセンタを使い、量産品や精密部品を加工している町工場はほとんどない。
これは、そもそもこの地域で数物の加工品を発注する企業が少ないから。
昔から、量産品は柳川〜久留米地域に町工場が集中しています。
近くに知り合いもいないし、どうしようかと悩んでいたところ…
ネットで検索すると、意外な発見が!
調べてみると、なんとすぐ近くに良さそうな機械加工屋さんを発見!
これは早速コンタクトを取らねば!
打ち合わせに伺うと、田んぼの中にポツンと1軒の工場が。
「加工に時間はかかりますが、できますよ」 とのこと。
社長も若く、従業員の方も挨拶がしっかりでき、とても好印象でした。
町工場の営業にホームページは欠かせない
話を聞いてみると、リーマンショックで仕事が落ち込んだのを機にホームページを開設 し、現在では仕事の7割がネット経由とのこと。
しかし、ホームページはほぼ当時のままの状態で、あまり更新もされていない様子。
それなのに、どうして仕事が取れるのか不思議に思いました。
「この地域には多くの機械加工屋があるのに、なぜネット経由で仕事が取れるんですか?」
すると、こんな答えが返ってきました。
「地域のキーワードと旋盤加工、精密部品加工などのSEO対策は一応やっています。」
さらに、「このあたりの加工屋さんは、昔からの決まった下請け仕事しかしない。新規のネット問い合わせは、工作機械以外に新しい工具が必要になったりして手間がかかるから、やりたがらないんですよ。だからホームページすら持っていない。」
なるほど、「ネットで仕事を取る」という考え方自体が浸透していない ということですね。
技術とチャレンジ精神が町工場を飛躍させる
「今回いただいた仕事も、正直やってみなければ分からない部分もあります。」
この言葉を聞いて、私はこう伝えました。
「そうやってチャレンジすれば、次の仕事にもつながります。サポートするので、よろしくお願いします!」
すると、社長からさらに嬉しい報告が。
「実は、もうすぐ工場を増設する予定なんですよ!」
素晴らしい! そうやって新しいことに挑戦し続ける姿勢 が、町工場の成長につながっているんですね。
町工場こそ、ホームページを活用すべき!
町工場の中では、「どんな仕事をしているのか」 すら周囲に知られていないことが多いです。
しかし、ホームページを活用し、自社の技術をアピールすることで、新たな出会いや仕事が生まれます。
「うちは大した仕事をしていないから…」 そう思っていませんか?
でも、その技術を必要としている人が必ずどこかにいます。
「待ち工場」からの脱却、目指しませんか?
ネットを活用すれば、町工場は大きく飛躍できます!