冷却塔(クーリングタワー)の冷却水がオーバーフロー!?原因は意外なところに…
冷却塔(クーリングタワー)の水質管理を行っているお客様のところで、数週間前から不可解な現象が起こっていました。定期的に訪問し、冷却水の状態をチェックしていたのですが…
「何で冷却水管理装置の電気伝導率が下がってるんだ?」

ボールタップからの給水は止まっているのに、クーリングタワー内の冷却水が満水状態でオーバーフロー。垂れ流しのままでは、水処理剤の濃度管理ができません。
■ 原因は給水配管の腐食だった!
調査を進めると、クーリングタワーの水槽部分に設置された給水配管が腐食し、水漏れを起こしていました。しかも、漏れた水が継続的に冷却水へ流れ込み、オーバーフローしていたのです。
配管を確認すると… 水に浸かった部分が錆びでボコボコ!

でも、冷却水には防蝕成分を含む水処理剤を入れているはずなのに、なぜ配管が錆びたのか?
■ 錆びの原因は配管の材質と水の流れ
水処理剤には、以下の効果があります。
- スケール防止
- 防蝕
- スライム除菌
- レジオネラ菌除菌
ところが、給水配管の周辺は頻繁に新しい水が補給されるため、水処理剤の濃度が常に薄くなりやすい場所。さらに、その部分に 鉄製の白ガス管 が使用されていたため、腐食が進行してしまいました。
■ 塩ビ製の配管に交換して解決!
最終的に、冷却水に浸かる給水配管を 塩ビ製に交換 することで問題は解決。これにより、今後の腐食リスクも大幅に低減できました。
こうした 水質管理の不具合を早期に発見することで、生産ラインのトラブルを未然に防ぐことが可能 です。冷却塔の水質管理でお困りの際は、ぜひご相談ください!