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熊本県商工会研修での講演と、起業家支援センターの課題

熊本県商工会研修での講演と、起業家支援センターの課題

熊本県商工会の職員向け研修会で、荒尾市起業家支援センター「チャレンジプラザあらお」卒業企業 の一社として、起業家講師として講演をさせていただきました。

久しぶりの講演で、緊張感が半端ない。人前で話すのはやっぱり慣れが必要ですね。

起業してからの6年間を振り返り、様々なチャレンジや経営の壁について話しましたが、途中でふと気づく。「あれ、思ったより時間が余ってる?」と思ったら、30分のつもりが実は1時間の持ち時間だったというオチ。

何とか無事に講演を終え、その後は荒尾駅前の居酒屋「ぽっぽ」で商工会の職員さんたちと懇親会に参加。ここで、コンサルの先生と荒尾市起業家支援センターについて話をする中で、長年抱いていた疑問がようやく解けました。

起業家支援センターの課題と、感じたこと

「チャレンジプラザあらお」は、起業を目指す人が安く借りられるオフィスですが、入居期限が最長3年間と決められています。そして、3年後には強制退去。その後、新しい起業家が入居し、入れ替わる仕組みになっています。

この制度のおかげで、多くの新しい起業家が事業をスタートできるわけですが、一つ大きな課題がありました。それは、入れ替わりのため、卒業企業と新たな起業家の接点がほとんどない ということ。

起業してすぐの頃は、右も左も分からないことばかり。でも3年も経てば、様々な経験を積んで、これから起業する人たちにアドバイスができるようになります。しかし、卒業したら新しい入居者との交流の機会がないため、知識や経験が引き継がれにくい 状況になっているんです。

もし、同じ建物内に 3年後に通常賃料で借りられるベンチャーオフィス があれば、新たな起業家とつながりができ、刺激を受けながら成長し続ける環境が生まれるのではないか? そんなことを考えました。

新しく起業する人にとって、先輩起業家の生のアドバイスや体験談ほど役に立つものはありません。こうした 起業家同士のつながりを生み出す仕組みがあれば、より良い支援体制が作れるのではないか と感じました。

こういう取り組みが実現すれば、地域の起業支援もさらに進化していくはず。今後、こうした仕組みができることを期待しています!

2014-11-21 11.38.17

右は、研修講師のSA-KU(さあく)コンサルティング 代表 齊藤久美先生
中央は、薬草(メナモミ)サプリメントを作られている薬草園キッチンライフ 代表 市川恵子さん

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