工場営業の試練…女性営業ウーマンが現場で直面した壁
地元でプラント機器を扱う同業者に、若くて可愛らしい女性の営業ウーマンが登場した。工場を回る営業の仕事で、相手はほとんどが現場のおじさんたち。まだ入社して間もないようだが、すでにお客様からは色々と注文をもらっている。
ところが、納めた品物についてお客様と何やら揉めている様子。横で話を聞いていると…。
「材質が違う品物を納めているよ!急いでいるので、すぐに取り換えてくれないか?」
「型番はそのように伺っていましたけど?」
「型式はそうだけど、材質が違うって言ってるんだよ。」
どうやら、型番は合っているものの、材質を間違えてしまったようだ。この業界ではよくあるミスだが、よりによって待ったなしの現場工事で発覚。通常ならピリピリした雰囲気になる場面なのに、お客様の対応がやけに優しい。
金額としては10〜20万円ほどの品物。それが返品になり、代品の納入は週末を挟むため、かなりの納期遅れとなる。さて、彼女はどう対応するのか?
最初は優しいおじさんたちも、仕事が遅れれば一気に厳しい言葉が飛んでくる。工場営業において、男性も女性も関係ない。ミスの後の対応次第で、今後の営業活動が大きく左右される。
今はまだハイヒールで営業回りをしているが、もし安全靴を履き始めたら、本格的にこの業界に馴染み始めた証拠。そのときには、要注意な存在になっているかもしれない。