プレミアム効率モータへの切り替えで業界は大混乱!?
「スーパー高効率何とかってモータが変わるんだろ?」
地域の商社さんを訪問し、ギヤモータの打ち合わせをしていたときのこと。
「ああ、プレミアム効率のことですね?」
テーブルにギヤモータの図面を広げていると、商社の方がモータの図面を見ながら質問。
「モータのシャフトの寸法が変わるのか?」
「この図面はギヤモータなのでシャフト寸法は変わりませんよ。変わるのはモータの効率規格だけです。」
「モータの容量が1サイズ大きくなるんだろ?」
「うーん、まあ、そんな感じですね…。」
どうやら、モータの規格変更が業界全体を混乱させている様子。
ギヤモータはモータ部分がプレミアム効率モータに変わるため、注意が必要な点がいくつかあります。
特に重要なのが、モータの回転数が変わることで出力トルクが変化すること。 ここを理解していないと、今後こんなクレームが頻発するでしょう。
「古いモータから新しいモータに載せ替えたら、ブレーカーが落ちた。不良品だからすぐに取り替えろ!」
間違いなく、地域の商社さんからメーカーや問屋にこうしたクレームが殺到するはず。
地域の商社では、モータを販売していてもその構造や仕様の詳細を理解していないケースが多いのが実情です。
これからモータを載せ替える方は、回転数やトルクの変化をしっかり確認し、事前の対策をお忘れなく!