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スパイラルコンベヤのスプリング入手にお困りの方へ!製作方法と注意点

スパイラルコンベヤの消耗品であるスプリングの入手に困っている方も多いかと思います。今回、情報提供としてブログにまとめました。

以前、長年使用されているスパイラルコンベヤのスプリングバネの交換部品について、購入元の商社に問い合わせたところ

「スパイラルコンベヤのメーカーが生産をやめたため、バネはもう納入できません」

との返答。困り果てたお客様から 「スプリングを入手できないか?」 という相談を受けました。

旧メーカーのスパイラルコンベヤの現状

今回のコンベヤは 新田ゼラチン製 で、すでにメーカーは生産を終了しています。

昔は リフトフレックス とも呼ばれていたスパイラルコンベヤ。構造としては、配管の中にスパイラルスプリングを通し、モータで高速回転させて粉体を輸送するものです。

特に かさ比重が軽く、サラサラした粉体の搬送 に適しており、充填機などへの投入用途で多く使用されていました。

しかし スプリングバネは消耗品 であり、折れてしまうと すべて交換が必要 になります。

今回のようにメーカーが廃業していると、純正品が手に入らず、対応に苦慮するケースが増えてきました。

スプリングの製作方法

お客様の手元には 図面が残っていなかった ため、ちょうど交換された 古いスプリング を採寸し、スプリングメーカーに製作を依頼することにしました。

spling

以前、株式会社ライナー(LINER)製のスピンライナー というスパイラルコンベヤのスプリングを製作したこともあります。こちらもすでに廃業しており、今ではスパイラルコンベヤを製造しているメーカーは 1〜2社 ほどしか残っていません。

今回製作したスプリングは

  • 径:φ8mm
  • 長さ:30m

問題なく取り付けることができました。

同じように スパイラルコンベヤのスプリングが入手できずに困っている方 は、以下の スプリングメーカー に相談されることをおすすめします。

普通のスプリングメーカーでは 10m以上の製作が難しい ことがありますが、こちらのメーカーでは 寸法を伝えると、とても親切に対応 してくれました。

スパイラルコンベヤのスプリング製作ならここ!

🔹 株式会社三協スプリング製作所
ホームページはこちら → http://sankyo-spring.co.jp/

スプリング製作時の注意点

スプリングを製作する際は、以下の情報を 正確に 伝えることが重要です。

📌 必要な情報
材質:鉄 or SUS304 など
線径:mm単位で正確に
スプリングの外径:測定を間違えると コンベヤのパイプに入らなくなる ので要注意!
コイルのピッチ:ピッチが違うと 搬送量が変わる ので注意
巻き方向:右巻き or 左巻き(巻き方向が違うと 搬送方向が逆になる
スプリングの全長:長めに製作して、取付後にグラインダーでカット するのがおすすめ

スパイラルコンベヤのスプリング製作でお困りの方は、ぜひご相談してみてください!

⚠ ただし、寸法測定は自己責任でお願いいたします!

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