プラント向け機器の見積り、図面の重要性を考える
プラントで使われる機器は、お客様の仕様に合わせて製作する受注生産品がほとんどです。そのため、見積りには金額を一から積算する必要があり、手間と時間がかかるのは理解できます。
しかし、その影響か、金額だけしか書かれていない見積書が送られてくることがよくあります。
受注生産品の場合、金額だけの見積りでは中身が全く分かりません。
仕様内容は満足しているのか、外形寸法はどれくらいなのか、プラントのレイアウトに収まるのか。こうした情報がなければ、機器を発注する側は不安になります。
もし自分が買う立場だったとして、数千万円もする機器を、金額だけの見積書で判断できるでしょうか。
金額だけの見積りでは、お客様との仕様の行き違いが起こる可能性もあります。他社と比較されている場合、金額だけの見積書と図面付きの見積書が並べられたら、詳しく分かるほうを選ばれるのは当然です。
これは、プラント向け機器を営業する上でとても重要なポイントです。
お客様の立場に立って考えれば、見積り時の図面提出がいかに大切かが分かるはずです。見積り時に図面を添付するのは手間がかかりますが、そのひと手間が注文へと繋がります。