株式会社セールスエンジ

「設備の未来(あした)をささえる」
株式会社セールスエンジ

たった一度の断りが、商売を終わらせる

あまり問い合わせをいただくことがなかったお客様から、突然の見積もり依頼。

「近くまで来られたときに寄ってもらえませんか?現物を見てほしいものがあるので。」

ちょうど工場内にいたので、「すぐに伺いますよ」と返事をして10分後に現場へ。

依頼内容は、うちが納入したものではない コンベヤの部品 の見積もり。

「これって、他の商社さんが納めたものでは?」

「納めた商社に問い合わせたら、分からないと断られたんです。杉山さんなら分かると思って。」

「それなら問題ないですね。すぐに見積もりしますよ!」

「杉山さん、何でも知ってますね。」

コンベヤや機械の部品は消耗品。一度納めると、定期的に繰り返し注文が入る。

それを納入していた商社が 分からない と断るとは驚きだ。

確かに前回の注文から年数が経っていたのかもしれないが、台帳をめくれば納入実績くらい分かるはず。

うちは、 過去20年分の取引資料 をFAX一枚からすべて保管している。これは 商売にとっての宝物 だ。

それを簡単に 「分からない」 で済ませてしまうから、お客様がうちに流れてくる。

売る側の商社は断ったらそれで終わりかもしれないが、お客様にとってはそれでは済まない。

お客様の問い合わせは、 困りごとを解決してほしい依頼 だ。

それを断ったら、次回から問い合わせは来ない。「あいつに聞いても解決できない」と思われたら 商売はそれで終わり だ。

お客様の依頼が 超短納期 だろうが、 古い機械の部品 だろうが、 とにかく困っているならすぐに対応する。

たった一度の断りが、 商売を終わらせる。

これが現場で実感している、営業のリアルだ。

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