営業マンのホッと一息—変わらない営業スタイルの価値
昔から同じ地域で工場のお客様を相手に営業をしている知り合いのメーカー系営業マンが、駐車場でサボっている…と思いきや、時間調整中。
「こら〜ぁ、営業もせんでサボって何んしよるかー〜〜〜〜?」(笑)
「ビックリした、サボッとらんですよ!お客さんとの待ち合わせまでの時間調整ですよ」(笑)
「そんなら、時間まで缶コーヒーなっとん飲もうばい」
久しぶりに会ったこともあり、最近の営業状況について話し始めると…
「最近はイマイチですね。前期は過去最高の営業成績やったですけど、今期はどうなるか分かりませんね」
「前期はそうやろね、相当売り上げとったごたるけんね。傍から見とっても良くわかる。うちにも何か分けんね」
「杉山さんはどげんですか?」
「うちは、ボチボチ飯が食える程度たい。」
彼は非常に営業熱心で、お客様に足を運び、こまめなコミュニケーションを大切にする営業マン。缶コーヒー片手に、お互いの営業スタイルについてじっくり話し込んでいました。最近の営業マンの動向や、中間管理職としての不満など…話題は尽きません。
「自分も杉山さんも、古いタイプの営業スタイルかもしれんですね」
「それが良かったい。周りにそれができる営業マンが残っとらんけんね」
「久しぶりに色々話したら、スッキリしました。杉山さんまた!」
「そりゃ〜よかった。じゃあな!」
と、そんな午後の営業マンのホッと一息。営業のスタイルは変わっていくものですが、やっぱり足を運び、お客様と直接向き合うことの大切さは変わらないものですね。