株式会社セールスエンジ

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見積り時に図面がない!?プラント機器営業で必要な「ひと手間」

この業界で仕事をしていて、いつも不満に思うことの一つが、見積りの回答に図面が付いてこないことです。詳細がわからないまま、「合計金額一式」というざっくりした見積りが出てくることが非常に多い。型式と金額だけの回答も珍しくありません。

工場のプラントで使用する機器は、レイアウトに収まるかどうかが非常に重要です。しかし、図面がなければその判断ができません。それなのに、図面なしで「この機器でどうですか?」と言われても、お客様が決められるわけがありません。

特にプラントで使われる機器は、カタログに掲載されているものでも、ほとんどが特殊仕様です。そのため、カタログの寸法よりも数ミリ大きいなんてことは日常茶飯事。たった数ミリの違いで、機器がレイアウトに収まらないこともあります。

よく「注文をもらった後でないと図面は出せません」と言われますが、それでは寸法もわからず、そもそも注文できませんよね。だからこそ、自分が見積りを行う際は、必ず図面を添付するようにしています。メーカーから図面をもらえない場合は、古い図面を活用したり、ホームページからダウンロードしたものを修正して提出しています。

工場設備に関する仕事では、お客様が検討する際に機器の図面は絶対に必要です。見積りの段階で図面を提出しておけば、お客様から図面の催促を受けることもありませんし、スムーズに話が進みます。

もし工場設備のメーカーが「受注の確率を上げたい」と思っているなら、見積りと一緒に図面を提出するだけで、受注の確率はグンとアップします。最初にひと手間かけること。これが、プラント機器営業の大きなコツです。

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