「安いです」だけの営業に価値はあるのか?
今年に入ってから、海外製の安さを売りに営業に来る商社が増えている。でも、悩んでいるわけではなく…正直、腹が立っている!
先日、お客様を訪問していた際に、偶然その商社の営業マンとバッタリ遭遇。相手は俺がライバルとは知らず、真横で堂々と製品のPRを始めた。しかも、すぐ隣にいるので聞き耳を立てるまでもなく、話の内容がすべて丸聞こえ。
「お引き合いをください。安いです。とにかく安くします。安いです。安いです。」
…何じゃこの営業マンは?価格の話しかしていないじゃないか(-_-メ)
まるでスーパーの大安売りみたいな「安いです」の連発。これが営業なのか?お客様のニーズを聞くでもなく、品質やサポートの話もなし。ただただ「安いです」だけで売ろうとしている。
もし、彼が気配りの効く営業マンで、自分と似た営業スタイルだったら、少しは焦ったかもしれない。でも、安心した。彼は「注文さえ取れればいい」タイプの営業マンだ。
こういう営業は、クレームが出たらお客様のせいにするのがオチだろう。「だって、安いから仕方ないですよね?」なんて言い訳しながら…。
安売りだけを武器にする営業なんて、所詮そんなもの。価格競争だけでは、本当に信頼できる取引は築けない。やっぱり、大事なのは「売った後」の対応。お客様にとって、価格よりも大切なものがあるということを、こういう営業マンは分かっていないんだろうな。